開発経緯と商品詳細


グッドデザイン受賞! 

【 身体・生活領域 】
[A01] 趣味やスポーツに用いられる道具



財団法人 日本産業デザイン振興会
2008年11月06日 六本木ミッドタウンホールにて授賞式開催


 

「2008年度 グッドデザイン賞(Gマーク)」を受賞!!
「使いやすいデザインとして(プロテクトPZ-1)が高い評価を獲得!」

■ この度、財団法人 日本産業デザイン振興会が主催する「2008年度グッドデザイン賞」(Gマーク)
を受賞いたしました。

 (プロテクトPZ-1)は、日常的にかぶれるネオプレーンフードに硬質(ABS樹脂製)プロテクトを装着し、
安全の普及を提唱してきました。

普段から身に付ける習慣が怪我予防・防災予防に大きく影響し、水中だけでなくマリンジェットなどの水面スポーツ
・フィッシングなどで広く支持されることを目標にフードバリエーションを広げて商品開発しました。
また、近年危惧される大規模災害は都市部を襲う水害を伴います。

◆ 水抵抗を考え抜いて完成した(プロテクトPZ-1)は災害用グッズの常備品に加わることを切望します。
安全と機能性のバランスを考えて開発した(プロテクトPZ-1)に対して今回、グッドデザイン賞 審査員からは
特に【水中の特殊環境を追求し、無駄を省き実現した効果は評価に値する。】 と、いった
融合デザインが実現されている点が高く評価されました。




知的財産権

〔 平成14年6月特許出願申請 〕

〔 平成17年7月意匠出願申請 〕


〔 平成17年12月特許取得済 〕

〔 平成18年1月意匠登録取得 〕


〔 平成19年2月実用新案登録 〕

平成17年12月23日衝撃吸収試験自主検査実施!



開発秘話

私、開発者は海に魅せられ、幼少時代より水辺に接した環境を好んで経験してきました。
10代20代は関東近県の岩礁域をメインに素潜りで一日中クタクタになるまで何百回も潜っては遊んでいました。
シャローブラックアウトやリップカレントなど、低気圧で時化た海に潜り擦り傷だらけの実体験で海の怖さも体験したりと・・・

平成5年頃より、水中考古学調査やレスキュー活動に精力的に参加し、
また中部3県の木曽川・長良川や各、ダムなどにて水中捜索活動を経験しました。
技術的潜水トレーニングの基礎になるのは、紛れも無く水中と言う特殊環境下の中で孤独で不安に駆られた時に、
どれだけ冷静になれるか・・・が、いかに重要なのかと言うことを痛感しました。

川は流れがあり、瀬と澱みで流れが変化し水深も場所により、-30m DEEP を超えます。
ダムに至っては、-40m DEEP を超え、しかも淡水・高所ダイビングでボトムは泥水そのもの透視度0の暗黒の世界。
静寂の中でレギュレーターの排気音が響くだけ。
当然、減圧潜水です。
透視度0m の世界でロープは無く水中滞在を余儀なくされるケースもしばしば、水の色で水深を判断したり

水中ライトを照らしてもゲージの数値すら確認できず、タンクの重さとレギュレーターの渋さで残圧を判断したりと・・・
時に危険な環境のテクニカル潜水経験を積みました。

ある時、水位調整用ダムのすぐ下流で水中捜索していた時の体験で、山間部の大雨により水位ダムの放流に遭遇、
木材は単位質量の違いで同じ体積でも水中浮力が違います、その水面か水中かわからないとこを川の流れに乗って
間伐材などの水面に集積していた、或いは湖底に堆積していた木材が一緒くたに流れてきました。

多少の怪我は覚悟の上なのですが、頭部にダメージの大きい衝撃があったら・・・と、とても怖かった経験を忘れません。
水中での意識喪失はイコール、水中事故を連想するからです。

水中拘束は頻繁に経験していましたが、意識があり、冷静になれれば対処方法はあるものです。
また、水中では陸上のように飛来という危険は基本的に見無なのです。
ダイバーに “ストレス” を与えず、安全のみ向上するプロテクトが必要と感じて開発に発起した次第です。

まず、ご使用ください!
必要最小限が危険要因を発生させません
何故、この形状になったかがご理解いただけると自信を持っています。




Protect PZ-1 の使用素材

帽体(ヘルメット):ABS樹脂
衝撃吸収ライナー:エストラマー
フード:ネオプレーンゴム


衝撃吸収試験実施結果

= 衝撃吸収試験装置にて自主検査施行 =
水中ヘルメットの産業規格がありません。
しかし、自主的に独自に水中環境使用を想定して、常温と4H浸漬にて3検査行いました。


PZ-1 は想像以上の良い結果に安全面で実証!
《下記の試験データー表を参考下さい》

(但し、あくまでも数値結果で安全を保証するものではありません。)


〔1〕【常温摂氏25℃】 5sのウエイト落下 H=150o

  PZ-1    (1.92kn) 4/100秒 収束
  T社製    (1.33kn) 5/100秒 収束

〔2〕【 4時間浸漬 】 5sのウエイト落下 H=200o

  PZ-1    (1.78kn) 4.5/100秒 収束
  T社製    (1.84kn) 5/100秒 収束

〔3〕【 4時間浸漬 】 5sのウエイト落下 H=400o

  PZ-1    (3.11kn)  4/100秒 収束
  T社製    (5.53kn)  6/100秒 収束  (規格値オ−バー)
※産業用ヘルメットの規格値(厚生労働省・JIS)は(4.90kn)です。
※衝撃吸収試験では収束時間が短いほど脳に与える影響が少ないと いうことにつながります。



(試験結果表)
下記グラフは〔3〕の【 4時間浸漬 】 H=400oの試験データー表です。



衝撃吸収ライナー〔エラストマー採用〕

住友化学のTPE使用。
=資源リサイクル可能素材=

水中では浮力の影響を大きく受けますので素材の比重比較に検討を重ねました。
何よりも耐候性に優れ、環境的にも安全性にも優れている素材にこだわりました。
ここにも、妥協しない素材選びに期間を費やしました。

排気機能に重点を置き、衝撃吸収性のいいデザインに妥協しない為
一年の歳月が掛かりましたが、性能の高いライナーに仕上がりました。

比重      : 0.88〜0.91
耐熱耐寒性 : -50℃〜120℃
耐候性    : オゾン・紫外線・屋外暴露に優れています。
耐薬品性   : 極性溶媒・酸・アルカリ・水などに対して優れています。

〔メーカーカタログより抜粋〕





〔 PZ-1 フードサイズ参考目安表 〕

採寸個所
XS
LL
首囲cm
29
33
35
38
40
頭囲cm
52
53
55
58
60
身長cm
150〜155
157〜162
163〜168
170〜177
175〜180
体重kg
40〜45
48〜52
54〜56
61〜68
65〜75
備考
受注生産






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